”カトマンズ・バンコク慕情”について。

「更新されている。これはついに…」

期待を胸に、僕は”カトマンズ・バンコク慕情”のブログ(http://blogs.yahoo.co.jp/hikaruno_season)を開いた。

「御礼」と題したその内容は、ブログの著者hikarunoさんの友人が、著者の他界を伝えるものであり、僕の期待を、大きく裏切るものだった。





カトマンズ・バンコク慕情のブログを知ったのは、今年の初めだった。

僕自身、その頃からブログを書き始めたため、いろいろな人のブログに目を通すようになったことがきっかけだ。


タイに関する様々なブログの題名が並ぶページを見ていて、「カトマンズ・バンコク慕情」のタイトルに惹かれ、すぐにクリックしたのを覚えている。

ブログ名に”慕情”という、僕の好きな言葉が使われていただけでなく、何か特別な発信を僕にしているような気がしたからだ。



ブログを読むと、著者の肺がんが発覚し、タイから東京に戻るときの様子が綴られていた。

淡々とした語り口で綴られたその文章に僕は惹かれ、氏のこれまでの記録を読んだ。

タイやネパールなどの色々なことを、面白い切り口で見る方だなというのが、第一印象だ。写真も素敵だ。

ひとつ、ひとつの投稿が、氏の博学をバックグラウンドにしたものに思えた。

世界各地の布を扱うというのも、面白みを感じた。氏の文化的な素地に惹かれた。



それからというもの、僕は氏のブログを読むことが日課となった。

病と闘う氏は、孤独を感じさせる文章ではあったが、それでも懸命に生きようという強い意志が表れていた。

僕は氏の文章を読んで、何度涙し、また、元気づけられたことだろう。

先日まで日本に一時帰国していて色々なことがあったけれども、氏のこれまでの記録を読んでは、「がんばらなくては」と奮起させられたものだ。

氏と同じようにタイやアジアに惹かれている僕は、氏のブログに多くの共感を覚えた。



そんな氏のブログが、5月の初め以来、更新が途絶えた。

多くの方々が、氏の身を案じるコメントを寄せた。

そんな中で、氏の友人が、氏の他界を思わせる文章をブログ上で発表された。



それでも、僕は心のどこかで期待していた。「タイに戻りました。明日からネパールです。」なんて感じで、ブログが更新されるのを。

しかし、ブログの更新は僕の期待通りにはならなかった。

残念で仕方ないが、今はただ、氏の冥福を祈るばかりだ。



それにしても、多くの方々の氏に対するコメントは心温まるものばかりだ。

氏の文章や生き方に魅了された人々。

みな、”カトマンズ・バンコク慕情”を忘れることはないだろうなぁ。きっと。



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4 件のコメント:

  1. がらくたおやじ2010年7月18日 7:00

    小生も、「星が消えた」という文章を書きながら、今でも、彼を探しています。
    ひょっとして・・・・お互いに、「オ~~」と声を掛け、右手を上げ、「元気か??」と、挨拶を交す。

    そんな事が起こるのでは・・・???
    しかし、友人と言う方から、最後の言葉を聞きながら、何故か??そうなんだ!!と自分を納得させています。

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  2. 私は、ひかるのさんのもう一つのブログ「インド ブータン アジアの布 染織物美術館」の方の読者でした。センセーブ運河沿いの写真はとても懐かしく楽しかった日々が蘇り、バンコク都に雨の降るごとくでは、心情を察して涙しました。いつの日か散歩されてるひかるのさんとすれ違うのを期待してセンセーブ運河沿いとバーンクルアを歩きたいと思っています。

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  3. がらくた・おやじさん。
    コメント、ありがとうございます。
    僕のコメントは、”〔がらくた・おやじ〕の独り言”に記載させていただきました。
    これからもよろしくお願いいたします。

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  4. イッペーさん。
    本当にそうですねぇ。
    僕もいつか、hikarunoさんがセンセープ運河のほとりで、氏の愛したバンコクの街や人々の写真を撮っている姿を見かけるような気がしてなりません。そしてその日の夕方には、ブログが更新されて・・・みたいな。そんな日が来るような気がしてなりません。
    コメント、ありがとうございました。

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